眠っていたデータから新たな付加価値を
投資・開発
世界のアドベンチャートラベル(AT)市場は急成長を続けており、日本も例外ではない。複数の市場調査によれば、日本のAT市場規模は2025年時点で約311億ドル、2034年には約900億ドルに達し、年平均成長率(CAGR)は12.54%と試算されている。観光庁・JNTOもATを「高付加価値旅行者の地方誘客」の中核施策に位置づけており、2023年9月にはATWS(アドベンチャートラベル・ワールドサミット...
季節・イベント
宿泊市場動向
2026年7月10日、富士山が山開きを迎える。今シーズンから本格運用2年目となる入山料一律4,000円(吉田・須走・御殿場・富士宮の全4ルート)に加えて、富士河口湖町・富士吉田市が同年度内の宿泊税導入を進めており、登山者・宿泊者は事実上の「入山料+宿泊税」二重課税構造に直面することになる。本記事ではメトロエンジンリサーチが追跡する富士五湖・御殿場・富士宮エリア456施設の公開価格データをもとに、開...
エリア・施設分析
米国のJLLが2025年12月に発表したレポート「日本ホテル市場の最新動向」では、円安と建設費高騰が重なり、日本のホテルが世界的な比較で「割安感」を維持していると指摘された。この割安感は単なる為替効果にとどまらず、外資系ラグジュアリーブランドの相次ぐ進出を後押しする構造要因となっている。本記事では、メトロエンジンリサーチが集計した2026年5月時点のADR(公開価格平均)を米ドル換算し、ニューヨー...
インバウンド
観光庁が2026年4月15日に公表したインバウンド消費動向調査の1次速報によると、2026年1〜3月期の訪日外国人旅行消費額は前年同期比2.5%増の2兆3,378億円となり、四半期としての過去最高を再び塗り替えた。しかし数字以上に重要なのは、その中身である。台湾が3,884億円(構成比16.6%、前年比+22.5%)で初めて消費額1位に立ち、長らく首位に居続けた中国は2,715億円(同11.6%、...
2026年3月、訪日外客数は361.9万人を記録し、3月として過去最高を更新した。米国やベトナムなど7市場で単月過去最高、韓国・台湾・マレーシアなど13市場で3月過去最高を同時に達成し、年初3カ月の累計は1,068万人と2年連続の1,000万人突破となった。しかしながら、この「数の膨張」は宿泊市場にどの程度の価格上昇をもたらしているのか。本稿では、メトロエンジンリサーチの47都道府県・N=28,7...
2026年6月10日(水)〜14日(日)に開催される第35回YOSAKOIソーラン祭り。前年は270チーム・約27,000人の踊り子が参加し、211万人の観客を動員した北海道最大級の祭典である。一方、札幌市内のホテル価格は祭り期間中に大幅に上昇し、参加チームの宿泊費負担が深刻化している。本記事では、メトロエンジンリサーチのデータに基づき、祭り期間中の札幌市内ホテル価格を日次で分析するとともに、周辺...
青森県
秋田県
宮城県
2026年の東北三大祭りの日程が確定した。青森ねぶた祭は8月2日(日)〜7日(金)、秋田竿燈まつりは8月3日(月)〜6日(木)、仙台七夕まつりは8月6日(木)〜8日(土)の開催である。本記事では、4月末時点(2026-04-27スナップショット)でメトロエンジンリサーチが取得しているOTA等の公開価格データをもとに、祭り期間中のADR水準と売切率、平年比の倍率、周辺県へのスピルオーバー、そして20...
2024年1月1日に発生した能登半島地震から1年4ヶ月が経過した2026年5月時点において、被災地の宿泊市場は地域ごとに著しく異なる回復軌道を描いている。和倉温泉では再開施設数が地震前の26軒から11軒にまで戻りつつあり、平均客室単価(ADR)も地震前水準の85〜90%を回復した。一方、輪島市・穴水町では現時点でメトロエンジンリサーチが追跡できる稼働施設はそれぞれ1軒・0軒に留まり、市場としての本...
梅雨入りを迎える2026年6月、全国のアジサイ名所が見頃を迎える。鎌倉の明月院・長谷寺、宇治の三室戸寺、佐賀の見帰りの滝など、各地で40〜50種・数千〜数万株が咲き誇る季節は、雨天が前提となる宿泊需要の特殊なピークでもある。本記事では、ホテルバンク編集部が把握する全国16のアジサイ名所半径3km圏内に立地する561施設を対象に、雨天プレミアムの実態、屋内施設充実度別の満足度、そして見頃週のADR推...
東京都
京都府
文部科学省は2024年12月12日付の通知で、貸切バスや宿泊施設の確保が困難な集中期を避け、修学旅行の実施時期を柔軟に検討するよう全国の教育委員会に呼びかけた。それから約1年半が経過した2026年6月時点、京都府のADRは¥40,100、東京都は¥34,800と、いずれも前年同月比で2桁の上昇を記録している。本記事ではメトロエンジンリサーチのデータをもとに、修学旅行のメインシーズンである5〜6月の...